[ 気分はもう革命★第3夜 :さくら漫才]
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「がぶっ!ごぼごぼっ!!げええっ!!えうーーーっ!げっ!!」
「ブビュビュッ!ブジュッ!ブバッ!ビシュシュシュシューーー!ブリッ!」
 身も世も無いありさまで上と下から水を吐き出すメテオ姫。
30回ほども繰り返された水責めによって、彼女の正気の糸は切れかけていた。
のけぞったメテオ姫の口がぱくぱくと動き、細いささやきが漏れる。
「...けて。助けて...もう...お願い...」
 裁定者の腕が上がり、左右の拷問助手が後ろに下がる。
炭火の窯がごろごろと引かれて、彼女を炙る熱が遠ざけられた。
間断なく続けられた苦痛になかば麻痺した身体には、熱気うずまく民衆広場の風でさ
え涼やかに感じられ、メテオ姫はうっすらと微笑しありがとうと呟いた。
 しばし朦朧とするメテオ姫の耳元で、裁定者が囁く。
「気持ちいいかね?」
「...ええ...とても...」
「まだ責められたいかね?」
「...やめて...嫌...」
「では、貴様の罪を認めるかね?」

 一瞬の間をおいて、メテオ姫は応えた。
「...ナイン」

 裁定者は身体を起こすと、彼女に告げた。
「では目を開け!己が姿をしかと見よ!」
 メテオ姫の目が開き、瞳孔がすぼまった。
 巨大な姿見が2人の拷問助手によって自分の上にかかげられている。
それは自分の居室から持ち出されたものであり、毎朝その前で髪を梳かしたり
衣装を合わせたりひそかに自らの裸身を映したりしたものである。
彼女の瑕ひとつ無かった真っ白い肌は、幾条ものみみず腫れと破れた皮膚から流れる
血で物凄いまだら模様になっていた。
顔面と下腹部から下のみ撃たれていないせいで、無事な部分とのコントラストが際だ
っており、それが無残さを一層引きたてている。
 そして無様に開かれた脚の間は無傷のはずなのに、そこは薔薇の花が咲いているよ
うに見えた。幾度も繰り返された水責めによる強制排出によって、メテオ姫の肛門からは
直腸の一部が裏返ってはみ出してしまっているのだ。
変形した肛門に攣られたせいでその上の固い亀裂も緩んでしまい、自分しか知らない
柔らかな襞が露出してしまっている。

 蒼白になったメテオ姫の視線が、1点に釘付けになる。
自分のその部分に向けて、見るも禍禍しい装置が狙いを定めていた。
 その光景には見覚えがあった。むしろ自分は何回もそれを見ている。
ただ決定的な違いは、その時の自分は玉座に座って笑いながらそれを見物していた所
にあった。

 メテオ姫の喉がごくりと動いた。

(続く)


つづくの