[ 気分はもう革命★第5夜 :さくら漫才]
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「被告人は、人民と祖国に対する罪を認めるのか?」
メテオ姫のあどけない顔に浮かんだ喜悦の表情が覚めてゆく。
裁定者は彼女の汗で額に張りついた髪を一筋ずつ、指先で直してやる。
次に来る答えを予期しているかのような、それはむしろ優しげな動作であった。
やがてメテオ姫の双眸がゆっくりと開かれた。
彼女の闇色の眼差しが裁定者を真っ直ぐに捉え、彼は心の中で静かな畏れを抱いた。
メテオ姫の視線には、憎悪も憤怒も諦念も無かった。
そこにあるのは、底知れない渇望であった。
第二次性徴を迎えたばかりの未成熟な肉体を、初めて卵を排出し始めた女性の機能
を惜しげも無く捨て去り自らを徹底的に破壊し尽くす『滅び』への強烈な渇望が、彼女の
意識を占めていた。
ギャグによって強制的に開かれた唇の端が笑みをかたち作り、涎が尖った顎を伝う。
メテオ姫の首は、三たび横に振られていた。
「栓抜き」の恐るべき運動が開始された。
それは犠牲者に快感を与える律動を送りながら、表面に無数に開いた小孔からさらな
る催淫剤を滲み出させる。
そして律動の3回毎に1回のタイミングで、禍禍しいイボイボの突起がせり出すと
同時に子宮口を保持するクリップが器官を捻り上げる動作をするのだ。
これにより犠牲者は最高の快楽と苦痛の間を無限に往復し続けることになる。
そして第3段階にモードが移ったこの装置を停止させる事は、もはや誰にも出来ない。
唯一「栓抜き」の精妙な内部構造を知る製作者の異国の工人は、これの最初の被
験者としてメテオ姫に使用感を克明に実況した後、狂い死にしたのであった。
その際引き抜かれた子宮は加工され、「栓抜き」本体を収める革袋として機能している。
メテオ姫の十二歳の細い肢体が大金網の上で波打っている。
それはほんの今朝まで無垢な少女として、また不可侵の淑女として、そして絶対の権
力者としてしようはずも無く、また知り得なかった動作である。
街の裏通りの低俗なバーで夜な夜な踊る奴隷の踊り娘のごとく、メテオ姫の下半身
は蛇めいたくねくねとした動きを早く遅く繰り返す。ときおり腰を高く突き上げて幼い
肉孔いっぱいに器具を咥えた鮮紅色の生殖器を晒すのは幾度めかの絶頂であり、
逆に拘束された白い足首が擦り切れるのも構わず両膝を合わせて全身をひくひくとよじ
るのは、胎内を貫く耐えがたい激痛にさらされている証しであった。
頭蓋に絶え間無く注ぎ込まれる化学物質と過剰に分泌し続ける脳内麻薬で、彼女の
脳髄は変質する寸前なのであろう。メテオ姫の苦痛を訴える悲鳴と、快楽に溶ける甘い
悲鳴はすでに判別がつかなくなっていた。
姫君の煽情的なダンスと喉からしぼり出される絶叫に、人民広場の愚民どもの興奮
と劣情は最高潮に達していた。
そこに居る女はすべからく周囲の男と交わっている。老婆や年端もゆかぬ女児すら
男の下敷きにされている。中には石畳に転がした乳児にペニスを突き立てる者もいる。
相手のいない男は自らを激しくしごき上げている。男同士でまぐわう光景も散見される。
広場の地面には汗と白濁液と血と粘液が溢れ、乾いている場所は無いほどであった。
下半身をはだけ局部同士を擦り合わせていた二人の拷問官助手の片割れが、裁定者の
脚に手を伸ばし行為をねだるようにさするが、彼は直立の姿勢を崩さなかった。
「残念ながらわたしは去勢されてるんでね。...だがまったく見事な眺めだ。
無くなったはずのわたしの部分まで熱くなってくるよ」
裁定者は酷薄な笑みを浮かべると、広場を埋め尽くす一大性技博覧会の中心で
身悶えるメテオ姫を見る。
メテオ姫が最大の、そして最期のオーガズムに達したのはその時であった。
何かが砕ける音がした。
噛み締めたギャグが割れる音と、メテオ姫の歯が砕ける音だった。
「うはァーーーーッ!あぶうううううっ!!イク!イク!イク!イグゥーーーーーーーッ!!
裂いてぇ!裂いてェッ!!あたしのおまんこ裂いてェッ!あたしを、あたしをこわして
ェーーーーーーーーッ!!」
メテオ姫の突出した乳首から液体が流れ出し、濡れた音を立てて「栓抜き」の周囲
からひときわ濃度の高い愛液が噴き出す。粘り気のあるそれを詳細に観察すると、未
熟な卵細胞が無数に混ざっている事を発見するだろう。直腸がはみ出た肛門からは
ガスと共に黄色い腸液が勢い良く飛び散り、強く収縮しすぎた膀胱から滲出した
血液が尿道口よりどくどくと溢れ出した。
メテオ姫の肉体から激しく吐出する熱い体液を全身に浴びせかけられ、裁定者は
げらげらと笑っていた。
(続く)